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人妻と高校生~秘め事と夫の死

人妻と高校生~秘め事と夫の死(第一章)

【第一章:出会い】 昭和52年(1985)3月、長野県U市の山本米店に、母親に連れられた15歳の少年が訪ねてきた。 「あの、お電話しました米田ですが」 「あ、これはどうも。おーい、お客さんだよ」 応対に出たのはこの店の主人の山本...
人妻と高校生~秘め事と夫の死

人妻と高校生~秘め事と夫の死(第二章)

【第二章:飛んでる女】 慶子は子供の頃から背のすらりとした美人だった。地元の高校を卒業した後、東京の女子大に進み、20歳で処女を卒業、それから毎年のように男を替える、当時で言えば「飛んでる女」の走りだった。 26歳まで東京のデパー...
人妻と高校生~秘め事と夫の死

人妻と高校生~秘め事と夫の死(第三章)

【第三章:親しさの増す仲、冷える仲】 「今日は20ページからだな」 高校の授業が始まった。中学とは比べものにならないほど、レベルが高く、進むスピードは速い。予習していかないととてもついていけない。加えて、初めての1人暮らし。普通な...
人妻と高校生~秘め事と夫の死

人妻と高校生~秘め事と夫の死(第四章)

【第四章:最初のセックス】 早いもので、もう7月半ば過ぎ。期末テストが終り、間もなく実家に帰れる。心が浮き立つ智之は、その日も試験休みをのんびりと過ごしていた。 午後9時半、お風呂から上が...
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人妻と高校生~秘め事と夫の死(第五章)

二人は一線を越えてしまった。 「いや、あれはアルコールのせいよ」と言い訳しても、もう元には戻れない。 慶子は智之に、「このことは絶対に内緒よ」ときつく言ったが、一度体の関係を結んでしまうと、互いに意識してしまい、普通には振る舞えず、いつし...
人妻と高校生~秘め事と夫の死

人妻と高校生~秘め事と夫の死(第六章)

智之は全く勉強が手につかなかった。 午後9時頃、お風呂を借りに母屋に行ったが、慶子はチラッと見ただけで、何も言ってくれなかった。 (今夜と言ったけど、何時なのか? いや、本当に来るのか……) 午後11時過ぎ、悶々としたまま布団に横たわ...
人妻と高校生~秘め事と夫の死

人妻と高校生~秘め事と夫の死(第七章)

それからというもの、慶子は毎朝トイレに入ると、缶にいれた10円玉にジョロジョロ、ジョボジョボ、ジョー……と尿をかけ、表面にできた錆「緑青」を削り取り、それをビンに溜め込んでいた。 当時、緑青は猛毒であると考えられ、慶子はビンに溜まったもの...
人妻と高校生~秘め事と夫の死

人妻と高校生~秘め事と夫の死(第八章)

季節は移り変わり、秋が過ぎ、冬になっていた。 その間も、慶子は週に1度は夫を酔わせて、智之のいる離れに忍び込んでいた。 中国最古の医学書の一つとされる「黄帝内経(こうていだいけい)」に、「16歳は女と和合して子供を授かるようになる」と...
人妻と高校生~秘め事と夫の死

人妻と高校生~秘め事と夫の死(第九章)

慶子の夫は日中、店に出ているか、お客さん宅への配達に出ているので、母屋、まして離れのこと等に関心はない。 この日も慶子が洗濯物を持って離れに行くと、智之は既に全裸で布団に横たわっていた。 「慶子さん、さあ、早く」 「ちょっと待って」 ...
人妻と高校生~秘め事と夫の死

人妻と高校生~秘め事と夫の死(第十章)

由紀子は母の慶子に言われた通り、智之とのことは誰にも喋らなかった。 慶子もしばらくは大人しくしていたが、智之はそうはいかない。 「由紀子ちゃんは大丈夫なんでしょう?」と毎日のように迫ってくるが、「そんなこと言ったって、今はまずいのよ」...